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Best Albums of 2010 | Hippocampus's Garden

Best Albums of 2010

February 26, 2020  |  3 min read  |  195 views

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最近、2010年代の音楽を改めて聴き直しています。
今の時点で聴いて気に入ったアルバムを1年につき10枚ずつ選んだので、少しずつ紹介しようと思います。

10. Body Talk - Robyn

スウェーデン出身のポップSSWによるダンスミュージック。ユーロビートの流れを汲んでいるので、Jポップ好きの方にも親しみやすいかもしれません。

Highlights: Dancing On My Own, Call Your Girlfriend

9. Teenage Dream - Katy Perry

説明不要のポップスター・Katy Perryの第3作。このアルバムで彼女の人気が決定的なものになったと思います。
なお、上記2作ではSnoop Doggが良い仕事をしています。

Highlights: Teenage Dream, California Gurls

8. Teen Dream - Beach House

アメリカのドリームポップデュオによる第3作。タイトルかぶりですね。
ドリームポップは、遅めのテンポとリバーブがかかった電子音が生み出す幻惑的な音像が特徴のジャンルです。あまり主流の音楽ではありませんが、個人的にはかなり好きなので、この振り返りでも度々登場します。Beach Houseは2010年代のドリームポップを代表するユニットです。

Highlights: Silver Soul, Norway, Take Care

7. Swim - Caribou

カナダ出身のDan Snaithによるソロプロジェクトの第3作。本作はテクノからの影響を色濃く反映しており、ミニマルでストイックな曲が多いです。

Highlights: Odessa, Sun

6. Heligoland - Massive Attack

イギリスの音楽ユニットによるレゲエ、ヒップホップ、ジャズなどを取り込んだ暗く重いエレクトロニカ。不安を掻き立てるような不気味さが癖になります。
『Splitting The Atom』にはレゲエのSSWであるHorace Andyが、『Saturday Come Slow』にはBlur/GorillazのDamon Albarnがボーカルで参加しています。

Highlights: Splitting The Atom, Saturday Come Slow, Atlas Air

5. High Violet - The National

アメリカのインディーロックバンド・Tha Nationalがその人気を不動のものとした作品です。低めの声と丁寧に重なり合う音が特徴的です。アルバムの最後の2曲(『England』と『Vanderlyle Crybaby Geeks』)も素晴らしい締めを飾っています。
Sufjan StevensやJustin Vernon (Bon Iver)が録音に参加しています。

Highlights: Afraid Of Everyone, Bloodbuzz Ohio

4. Belle and Sebastian Write About Love - Belle And Sebastian

こちらはスコットランドのインディーロックバンドの第8作。音楽的には、アコースティックな点など同郷のThe Smithsと似ているところがありますが、もっと明るくかわいい曲が多いです。
『Little Lou, Ugly Jack, Prophet John』ではNorah Jonesとデュエットをして話題になりました。

Highlights: I Didn’t See It Coming, Suicide Girl

3. My Beautiful Dark Twisted Fantasy - Kanye West

音楽界の問題児による第5作。Kanyeらしい創造性が存分に発揮された傑作で、各音楽雑誌の「2010年代の最も優れたアルバム選」では軒並み上位にランクインしています。各所に散りばめられた創意工夫と、私のようなヒップホップに明るくない人でも楽しめるわかりやすさを兼ね備えたアルバムです。
『POWER』では大胆にもKing Crimsonの『21st Century Schizoid Man』をサンプリングしています。
Rihanna、Justin Vernon、John Legend、Jay-Zなど豪華ゲストが多数名を連ねています。

Highlights: All Of The Lights, Runaway, Lost In The World

2. The ArchAndroid - Janelle Monáe

このアルバムは、今回の振り返りプロジェクトで初めて知りました。Janelle Monáe自体はfun.のヒット曲『We Are Young』の客演として知っていたくらいだったのですが、アルバムを聴いてみると、既存のR&Bの枠にとらわれない独創的な作品で驚きました。
彼女は音楽活動において一貫してCindi Mayweatherという名前のアンドロイドに仮託しているようで、ネオアフロフューチャリズムの代表的な存在だそうです。このあたりはWikipediaにいろいろと書いてあったのでもう少し掘り下げていきたいです。
また、女優としても活動しているらしく、言われてみれば『Moonlight』に出ていました。

Highlights: Cold War, Tightrope, Say You’ll Go

1. The Suburbs - Arcade Fire

カナダの男女混声バンドによる第3作。ボーカルのWin Butlerが「Depeche ModeとNeil Youngのミックス」と表現している通り、華やかなシンセポップの音の中にカントリーの哀愁があるようなアルバムです。アルバムのコンセプトにも合致しているのではないでしょうか。
『Empty Room』は何度聴いても心が洗われます。
このレビューがよかったです。

Highlights: Ready To Start, Empty Room, Half Light II, Sprawl II

おわりに

書いていたらネットサーフィンが捗って、想定より時間がかかってしまいました。次回はしばらく先になると思います。


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Written by Shion Honda. If you like this, please share!

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